2006年10月04日
黄金の「運指」
「黄金の運指」とは何ぞや?

運指とは、もちろんギターを弾く時の左指の押さえていく順番の事である。(運指はピアノやヴァイオリンの類にもある)

クラシックギター(アコースティックギター)の楽譜には左指の番号が印刷してある。(左の人差し指が1、中指が2、薬指が3、小指が4…親指は使わないので番号がない)

初心者の楽譜にはその運指が丁寧に全部書いてあるが、高等科になるにつれて、だんだん少なくなり、全く運指の書いてない楽譜もある。
運指は自分で付けろという訳である…

その運指はとても大事な箇所(絶対にその指を使わないとうまく押さえられない箇所)と大して重要でない箇所(自分の押さえ易い指でもかまわない箇所)とがある。
初心者のうちはその区別がつかないので、印刷してある通りに押さえていった方がいい。

うまくギターをひく為には、この運指がとても大事な要素になってくる。
おろそかにすると、その内弾けなくなってくる…楽譜を見る時に音符と指の番号を同時に見る事が大切だ。(耳が痛いという人が案外多いのでは…?)

滑らかに指を運んでいくためには、押さえた指の次に押さえる「指の準備」が出来ていなければならない。

「黄金」の運指というのは、その「準備」が出来る運指の事である。
わかり易くいうと、人差し指で押さえた後に薬指で押さえる事は少し練習すれば出来る…指の準備が出来ているから…速いテンポで弾かなければならない時に、一つの指だけで押さえて移動していく事は難しい…

和音が続く場合、次に出てくる和音によって同じ和音でも押さえる指が変わってくる。(Cのコードを押さえる指は、いつも同じではないという事…次に出す音によっては押さえる指が違ってくる…)

初心者には何の事かよくわからないかもしれない…
高等科の生徒さんでこの事がわからない人は、「問題あり!」ですよ!

しっかり楽譜を見て!